観劇をした(配信でだけど)

20210828

 

「舞台アサルトリリィ・御台場女学校編 The Singular Ability」の8月28日マチネを観た。

2日目のネタがあって良かったね。

 

明日が千秋楽で、まぁなんとも具合の悪いタイミングで配信チケを買うな~と言う感じだが本来は明日は予定があったのである。今日の夜も予定が入っており、まぁ観れるギリギリのタイミングだったわけだ。

というわけで今日の日記には御台場TSAのネタバレが含まれます。

 

 

というわけで久しぶりの観劇だった。まぁ時勢柄と言うやつで配信でだったわけだが。

正直現地に行きたかった。演劇はやはり生で見てこそだと思う。

アサルトリリィと言うコンテンツの都合上、ツッコミを交えながらTwitter上で実況行為を行っていたのだが、そう言った一歩引いて胡乱コンテンツを見てしまう視線が発生するのもモニター越しだからなんじゃないかという想いがある。せめてライブビューイング的なサムシングが欲しかった。私は色々なコンテンツの音楽ライブ等をライブビューイングで参戦と言う形を取ることが多々あるのだが(主に経済的な理由で)、映画館の音響とデカいスクリーンで見るのはほぼほぼ生の体験に近い物がある。半生だ。例えば舞台スタァライト#2の、Revivalかな、はライブビューイングでの観劇だった覚えがある。舞台は生で見てこそだなどと言ってみせたが、この時の体験も非常に楽しかったものだ。まぁそれも現状じゃ厳しいのだが。

 

さて、御台場TSAの話。

アサルトリリィがなんなのかはここでは省く、ここを読む人が居たとして基本はフォロワーさんだと思うので説明は今更不要だろう。

Web連載「アサルトリリィ 真島百由の超兵器工房~御台場女学校編」、「舞台アサルトリリィ League of Gardens」や「舞台アサルトリリィ The Fateful Gift」にも登場した船田姉妹や川村楪、司馬燈などの所属するガーデン、御台場女学校を舞台とした作品である。当ガーデンの3大レギオンの内の2つであるLGロネスネスとLGヘオロットセインツのメンバーが任務中に強敵に遭遇、過去のトラウマを呼び覚まされるメンバーの暴走を食い止めつつも団結を深め、成長して行く、そしてその裏で暗躍する対ヒュージ研究企業、GEHENAの影……という、まぁ、その、アサルトリリィさん的には”いつものヤツ”だ。

とは言え食傷気味に感じる事もなく、めちゃくちゃ楽しむことが出来た。

まず一点として「ようやく御台場女学校のキャラクターたちにちゃんと会える……」というのがあったからだ。と、言うのもこのコンテンツは異常なので、キャラクターの来歴や趣味嗜好、思想など”普段どうやって暮らし、生きるのか”以外の部分のディテールが「原作公式のTwitterアカウントによって毎日掘り下げられる」からだ。なので前述のように舞台に既に登場していたキャラたち以外は基本的に”どういうキャラクターなのか?”のデータ部分ばかりを知っており、どういう喋り方をするのか、どういう挙動をするのかなどまるで分らなかったのだ。

余談だがこういったキャラクターがこのコンテンツにはまだ無数にいる。なんでだよ。

ただ「生身の少女たちがゴツい兵器を持って異形の化け物と戦う」という設定上発生する様々なシリアスを背負った背景を持つキャラたちの、来歴部分だけは知らされているわけで、それが詳しく語られる機会はみんな待っていたものだっただろう。

 

シリアスな背景が、と言ったがそれには生き死にと言った事すら関わる。

今回のキーパーソンはそんな故リリィである今村咲魅だろう。

亡き彼女の友人で、夢と願いを託されていた菱田治。

類まれなる才を期待され、意志を残した姉に対して卑屈なりがちな実の妹、今村紫。

この二人の成長と前進を軸に物語が進んでいく。

後悔に苛まれる治さまは暴走の果てに親友と対話し、それを乗り越える。

コンプレックスに苛まれる今村紫はフィニッシュショットを決めることで自信をつける。

結局治さまは因縁のヒュージ相手に戦うことなく終わるのだが(え?)、そこに止めを刺すのが今村紫なのがとても良かった。なんというか、アサルトリリィのお家芸と言うか、テーマだよね。辛い過去を1人で背負わず、みんなで分かち合って乗り越えようと言うのはさ。ノインヴェルト戦術でマギをそれぞれ託していくのとか正にその体現な訳で。

キービジュに映るのは船田姉妹だが、今回はどちらかと言うとサポートの様な立ち回り。暴走する治さま相手にエモい姉妹百合(広義)をやってはいたけれども。

しかし今回の出来事は過去の出来事(書いてたらこの時点で1500字くらいある事に気付いたのでそれについては省略、別に書く必要ないし)で仲が悪い3大レギオンの2つの距離を確実に縮め、次なる脅威への立ち向かうための準備を整えさせた形になる。

と、良い感じにまとまっていて非常に良かった。最近TRPG熱が再燃しているので、いわばキャンペーンシナリオの1話、みたいな感じだなと思った。

 

まぁ「御台場迎撃戦擦られ過ぎ」とか「当時の治さまが『橋を落とした』ことの重大事さがイマイチ”舞台だけでは”伝わり切らなくない?」とか「初等科の年代の少女に『武人が~』とか言わすなや!」とか「『ラプラス』ってこんなポンと覚醒していいのか?まぁ良いか……正式に名称としても解禁された事だし……」とか「昔の女の幻覚を見る女が多すぎるよ~~~」とか「みんなすぐトラウマで暴走し過ぎだろ!」とか「流石にEDで楪さまと燈のラップパート挟んで来たのは笑わせに来てるだろ」とかあったんですけどね……。そう言うのも含めてアサルトリリィを楽しんでいるから……。

 

あとやっぱりさ~~~素朴に良いよね、顔の良い女がゴツイ兵器ぶん回して白兵戦やってると本当に嬉しい、脳に良いよ。「カッコいい女の人が好き」というのは私が常々言ってる奴だが、本当に……。

皆さん綺麗で、可愛くて2.5次元コンテンツに慣れていない私も普通に萌~~~ってなってたし……。

でも一番好きだったのは長沢雪さまと、演じてらっしゃる長谷川里桃さんですね。

雪さまは初等科時代の船田姉妹との不和があるのですが、是の回想シーンが本当にカッコいい。カッコいい殺陣に魅了されていたら、その辛い過去を語る彼女の目に涙が浮かんでいるのを見て息を呑んでしまった。

演技が凄かったと言えば司馬燈役の野元空さんもだ。

そもそも司馬燈自体クセの強いキャラで、面白いのだが、我々が最後に目撃している司馬燈は富田麻帆さんの司馬燈で(The Fateful Gift)、若干ハードルめいたものがあったのだが素晴らしい演技で、そんなことは一瞬で忘れていた。

あとやっぱノインヴェルト戦術って舞台映えだよな~~~~~ってのを最後に。

アニメでも良かったんだけどアニメだとマギスフィアのパス演出にそう長々時間かけてられなかったが、舞台なら好き放題、口上を述べ、想いを込め、叫んで、託し、繋ぐという演出が出来る(紙芝居であるソシャゲのテキストでも同じような効果は出せそうだけど)。舞台版のノインヴェルト、やっぱ良いよな~って思いました。難点はやっぱビジュアル的に分かりづらい所だけどもね。

 

と、ここら辺で3000字弱らしい事に気付く。

こんな雑な感想文に3000字使えるのに小説は全然書けないのが虚しくなってきたので今日の日記はここまで。演劇鑑賞、やはり楽しいので久しぶりにミュージカルとか、或いは宝塚とか、もちろんストレートプレイでもまた観に行ってみたいな~と思った。

映画とかと比べ、安くはないアレなので中々手は出しにくいところではあるけれど。

 

そしてなんだかんだやはりアサルトリリィと言うコンテンツは好きだな……みたいな所に……(認めるのか?)

差し当たっては開催中のイベントを読むところだろう。

 

では。